解放感たっぷり シンプルモダンなオープン外構　和歌山県紀の川市　M様邸

平屋建ての伸びやかな外観を活かし、すっきりとした印象を意図した外構デザイン。

両サイドに設けた門柱と目隠し壁は、同じタイルを使用し全体の一体感を演出。

その中に凹凸のあるラインや黒の塗り仕上げを取り入れることで、

シンプルながらも奥行きと遊び心のあるファサードに仕上げています。

カーポートや角柱、ポストなどの金物類は建物の窓枠と同色のブラックで統一。

外観全体をひとつのトーンでまとめ、住まいとの調和を図りました。

アプローチは洗い出し仕上げとし、コンクリートの中にさりげなく歩く導線を表現。

“シンプルの中に工夫がある”をテーマに、素材と配置にこだわっています。

機能性とデザインの両立

右側の目隠しタイル壁も門柱と同じ照明仕様を採用。

壁の足元には大ぶりの自然石を敷き詰め、

壁が自然に立ち上がるようなナチュラルな印象を持たせています。

また、壁の裏側には化粧ブロックを使用し、室内側から見ても美しく見えるよう配慮。

段違いに設置した壁の隙間は角柱でさりげなく閉じ、

お庭スペースのプライバシーをしっかり守る設計としました。

門柱には300×600mmサイズの大判タイルを採用。

雨の日でも濡れずに郵便物を取り出せるよう、建物寄りに配置しています。

ポストは後ろ取り出し仕様で、機能性と美観を両立しました。

階段とは異なるタイルを使用しつつも、モノトーンカラーで統一することで

全体にまとまりを感じさせています。

夜の表情

夜になると、笠木に仕込まれたライン状の照明が柔らかく灯ります。

明るすぎず、ほどよい電球色の光が、帰宅時に“ほっとする温かさ”を演出。

門柱ライトは笠木下に隠れるように設置されており、

昼間は照明機器が視界に入らないスマートな仕上がりです。

また、笠木によってタイルの雨垂れ汚れも軽減し、美観を長く保ちます。

夜の全景は、建物照明とのバランスを考慮した穏やかな明るさ。

光の量と配置を丁寧に設計することで、

「帰って来た時にホッとする外構」を体現しています。

暮らしを支える上質な空間

日中は開放感、夜は温かみのある表情へと変化する外構。
素材の質感や光の演出にこだわることで、
シンプルながらも時間とともに心地よさを感じられる住まいが完成しました。

施工概要

使用商品